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Ao-akua's blog

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LGBTのカミングアウト~FTMの僕と家族の関係~

こんばんは、HARUTOです!お久し振りです。今回はFTMの当事者である僕と家族の関係ついて記事を書いていこうと思います。

1.父へのカミングアウト

僕がFTMであることをカミングアウトしたのは父親が一番初めでした。

手紙をA4用紙に二枚ほど書きました。内容としては僕が性同一性障害であること、名前を変えたい事、治療の事etcを書き部屋に置いておきました。

なぜ僕が父親に最初にカミングアウトしたかというと、僕は中学生のころ(自分のセクシュアリティーが分かったころ)は学校で居場所がなく友達と呼べる友達もいなかったので学校が休みの日は家に引きこもっていました。

そんな僕に父はいつも「どこか遊びに行こう!」と色んな所へ遊びへ連れて行ってくれ

母よりは身近に感じる存在だったからです。

しかし、高校を卒業してすぐにいざカミングアウトして蓋を開けてみると父親からは「お前なんか俺の子じゃない!」「死んでくれたほうがマシだ」と否定的な言葉を投げかけられました。

その頃は僕も子供で「好きで生まれてきたわけじゃない!死んでやるよ」と反発してました。ずっとGIDの事で周りから冷たい視線でみられ孤独な毎日だったのに家族にまで見放されたらどうしたらいいんだという気持ちでいっぱいでした。

2.母へのカミングアウト

 Drawing, Street Chalk, Sketch, Child

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母には父からFTMのことが伝わりました。

今はLGBTの活動を一緒にやってくれたりしALLY(理解者、支援者)の立場にいる母ですが、その時は「治療はやめて」「私がいけなかったのかな?」と僕じゃなく自分自身を責めていました。その頃から家族の雰囲気は最悪になっていました。

父が怒鳴り散らかしている毎日。僕のせいだと僕も自分自身を責めていました。

そんな中、僕は母を説得しクリニックに一緒に行ってもらいました。

すると母は、帰りの電車で「どんな治療がしたいの?」「どんな手術なの?」と理解をし始めてくれました。父親の理解は中々得られなかったのですが、、、

その頃僕は、職場にカミングアウトしていたので職場の先輩(子持ち)に相談したら

「理解が無いわけでは無いと思うよ。ただ自分の子が女の子で生んだはずなのにどうして?っていう気持ちじゃないのかな。他の人と自分の子は別問題だから。」と言われました。

確かに僕は父が51歳の時に生まれたので特に可愛がられて育ってきました。そう思うと

確かにそうかも…と思いました。

19歳の5月から治療を始め、生き生きと笑顔で過ごしている僕を見て母は「自分の子の幸せを望まない親はいない。子供が幸せならそれでいい」と言ってくれました。

時には投げやりになり、反発したこともありましたが、こうして時間をかけ、家族と向き合っていくことで家族全員が僕のセクシャリティーを受け入れてくれるようになりました。

特に母は胸オペの時に同行もしてくれたり、LGBTの活動を一緒になってやってくれたりと今ではとても心強い僕の味方となっています。

僕はカミングアウトしてこの家族で本当に良かったなと今ではそう思っています。

つらい時ももちろんありました。でも今がとても幸せなので僕はGIDに生まれて他の人では歩めない人生を送れていますし、いろんなセクシャリティーの人や仲間に巡り合えたので逆に”ラッキーな人生”と思っています。

3.まとめ

LGBTQの当事者と家族の問題の壁に直面している人は多いと思います。

理解してくれないという方にも多く出会ってきました。ですが本当に理解が無い親というものはTVなどでみているLGBTQの方にも偏見がある人だと僕は思います。

大部分の親は「どうして自分の子なのか?」と思ったり「私がいけなかった」と自分自身を責める親がほとんどです。

カミングアウトしてすぐ受け入れてくれたという方や長期にわたって根気よく向き合って理解を得る方もいます。

カミングアウトを強要している訳ではないですが、親でも友人、信頼している人

必ず受け入れてくれる人は必ずいます!

僕はカミングアウトできていない方にいつもこう言っています。

"一人じゃないよ”と。受け入れてくれる人は必ずいますし、”僕も味方ですと。

家族との問題は人それぞれです。うちの家族は絶対無理。そう思う方もいるかもしれませんし、理解してくれない両親の方だっているかもしれません。しかし、両親に受け入れてもらおうとずっと頑張ってきている方のことも僕は知っています。たとえ今は受け入れてもらえてなくても、その分応援してくれる素敵な仲間にその方は出会っています。beach, bonfire, community

1番近くで、1番多くのことを見てきてくれた両親だからこそ、受け入れてくれたときは本当に心が楽になりますし、その問題に立ち向かうのは必ずしも一人ではないということを知ってほしいです。頑張る分、新しい仲間に出会えるのが僕はLGBTQの魅力だと思っています。

僕のいる名古屋では、そんな素敵な仲間がたくさんいるイベントもいくつかありますし、東京、大阪などでも多くのイベントがありますので、壁にぶつかり悩んでいる方はぜひイベントにも遊びに来てください♪