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留学の目的とは?~語学より大切なこと~

こんばんは、IBUKIです。
前回は社会人になってなぜ今更留学を考えたのか?そのきっかけについて振り返りました。

lgbt-aoakua.hatenadiary.com

そして今回は、肝心の留学の目的について書きたいと思います。

留学の本当の目的とは?

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留学にとって「目的作り」は重要だと思っています。
初めて留学した約4年前は、「とにかく夢の海外に足を踏み入れたかった。」ただそれだけでした。その結果、日本人とばかり時間を過ごし、英語も思うように上達せず、ホームステイ先では家にいるときは部屋に引きこもってしまいました。その反面、今でも現地には日本人の友達ですが滞在しており、今でも連絡を取り合う人脈は築けましたし、一人では行けなかった場所にも何度も連れ出してくれ、いい経験ができました。なので、当時の目的としては良かったのかなと思っています。
しかし、今回は仕事を辞めての留学です。学生留学とは訳が違いますから、目的作り・留学準備から真剣に考えて挑戦しています。

さて、重要な今回の留学の目的は、、、「自分の枠(LGBT)を外し、自分の強みを見つける」です!

枠(LGBT)を外す留学って?

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とても抽象的なのですが、まず言いたいのは、留学=英語力向上と思われる方は本当に多くいらっしゃいますが、僕にとってそれは「大前提」でしかなく、目的ではない。ということです。
では具体的に「枠(LGBT)を外し、強みを見つける」とは一体どういうことなのか?それは、前回お話しさせていただいた、LGBTという自分の枠やこだわりを外すということです。
この1年ほど、LGBT支援活動に微力ながら携わってきましたが、気づいたことはLGBTは普通の人と変わらない」と言っている自分が1番、「LGBTを特別視していた」ということでした。

LGBTを差し引いた自分には何が残るんだろう?そう思うと何も出てきませんでした。性同一性障害というものに悩みながら、たくさんのものを諦めながら生きてきた自分にとって、自分の強みや自分らしさをLGBT抜きで語ることが今はできません。
いまや日本ではLGBTブームともいえるほど、以前より頻繁にLGBTという言葉を見かけますし、LGBTへの理解も進みました。その反面、まだまだLGBTは特別視されているとも感じています。しかし、海外でLGBTはもはや当たり前の存在です。そして戸籍の性別欄も変更した自分にとって、今やLGBTであるかどうかは正直関係ありません。それよりも海外で感じることは、アジア人であることのマイノリティなのかもしれません。初めの留学はロサンゼルスだったので日本人も多くあまり感じませんでしたが、今回はフィリピンを経由してメインはアメリカ・シカゴです。アジア人が少ない環境・LGBTが当たり前の存在である環境に身を置くことで、LGBTさえも関係なくなるくらいのマイノリティ(日本人留学生。しかも社会人という年齢で)の中で、LGBTを差し引いた自分が見えてくると思っています。

つまり、「あなたは何者?」が問われる環境で、自分を見つめなおし、LGBTという枠を外していくという作業が最も重要な目的です。
そのためには、多くの価値観の違いに触れることが大切だと思っています。
なぜなら、人は他者との関わりの中で自分というものを確立していけるからです。
自分にとって当たり前のことは気づくことさえ難しい。他者との違いを知って初めて、それは自分ならではの意見だと気づきます。
だから、今回の留学の目的「自分の枠を外し、自分の強みを見つける」を達成するためには、価値観の違う人たちと交流し続けること。意見を交換し続けること。経験したことのないことに挑戦し、新しい角度で物事を見れるようにすることが必要です。

そのためには、英語力向上はしなければならない「大前提」でしかなく、目的にはならないのです。

留学の目的は人それぞれですが、語学より大切なことが留学にはあると思っています。是非、留学の際は語学だけでなく、その先のゴールを作ってみてください。